長崎平和祈念像作者の書簡発見

長崎市の平和祈念像

 長崎市の平和公園の平和祈念像について、作者の彫刻家北村西望(1884~1987年)が「一度見たら忘れる事の出来ないものにしておかねば」と制作の意気込みを長崎市の担当者に伝える書簡の下書きが見つかったことが24日、分かった。専門家は「平和の願いを広められるよう、市と共に考えていった過程がうかがえる貴重な資料」としている。

 26日から東京都北区飛鳥山博物館で始まる企画展で公開される。

 平和祈念像は長崎市が50年に、長崎県出身の北村に制作を打診。北村は東京都北区の自宅兼アトリエで構想を始め、像は55年に完成した。

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