【ワシントン共同】米サンフランシスコ連邦高裁は23日、米国で生まれた子どもに自動的に国籍を与える出生地主義制度を大幅に見直すトランプ大統領の大統領令について、全米レベルで差し止める仮処分を出した下級審の判断を支持した。出生地主義を否定するトランプ氏にとって逆風となる。AP通信が報じた。
この大統領令を巡っては連邦最高裁が6月下旬、全米レベルで差し止めていた連邦地裁による仮処分の適用範囲を制限する判断を示した。最高裁の判断後、全米レベルでの差し止めが妥当だとの判断は、東部ニューハンプシャー州の連邦地裁に続き2例目となった。