アルミサッシの部品を製造するための金型や木型を下請け業者に無償で保管させたことなどが下請法違反(不当な経済上の利益の提供要請など)に当たるとして、公正取引委員会は24日、サッシ製造販売会社「不二サッシ」(川崎市)に保管費用の支払いや再発防止を求めて勧告した。
公取委によると、同社は2023年12月以降、部品製造を委託していた46社に金型や木型計7789個を工場などに無償で保管させた。20社には、部品の納品時に品質検査をしていないのに、欠陥を理由として送料を含め約421万円分を不当に返品するなどしていた。