被災の定期航路再開へ接岸テスト

再開に向け、輪島港で接岸テストをする定期旅客船=22日午前、石川県輪島市

 昨年元日の能登半島地震で被災し休航が続く、石川県輪島市の輪島港と舳倉島との間の定期旅客船再開に向け、輪島港で22日、接岸テストが行われた。5月以来2回目で、今回は乗客が乗り降りする仮桟橋への横付けを試した。今月中の運航再開を目指している。

 島は北約50キロ沖合にあり、海女漁の拠点。島民約50人は地震以降、島で生活できていない。船は島民や観光客、サザエやアワビといった水産物の輸送を担うが、運航する「へぐら航路」によると、再開しても当面は島民と復興事業者のみの乗船を想定している。

 輪島港は、地震による地盤隆起の影響で旅客船が接岸できなくなったが、応急復旧が完了。仮桟橋も設置された。

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