【エルサレム共同】スイスメディアは20日、「ダボス会議」を主催するスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)の創設者、シュワブ前会長(87)が政治的な利益のため、各国の経済競争力を比べて順位付けした報告書の内容を操作した疑いがあると報じた。WEFは男女平等度を順位付けした「男女格差(ジェンダー・ギャップ)報告」の発行元としても知られる。
報道によると、シュワブ氏は2017~18年の競争力報告書の公表前、インドの順位が前年比で20以上下がり、英国が三つ上がったとの結果を問題視。責任者に「インドとの関係を守らねばならない」などとメールで指摘した。