愛知県豊橋市の多目的屋内施設(新アリーナ)整備事業の賛否を問う住民投票は20日投開票され、賛成が10万6157票で、反対の8万1654票を上回った。投票率は65・67%。整備中止を訴えてきた長坂尚登市長は21日午後、記者団の取材に「結果をしっかり受け止める。速やかに事業継続に向けて進んでいきたい」と述べ、方針転換して整備を進める考えを示した。
新アリーナは総事業費約230億円で、5千人収容可能なメインアリーナ、武道場や弓道場などを備え、2027年開業を目指す計画。バスケットボールBリーグ三遠は、アリーナ整備を前提に「Bリーグ・プレミア」への参入が認められていた。