神奈川選挙区は、公明現職の佐々木さやか氏が、国民の籠島彰宏氏と参政の初鹿野裕樹氏の新人2人に競り負け、議席を失った。国民、参政はいずれも神奈川選挙区で初の議席。公明が同選挙区で敗北したのは2007年参院選以来となる。立民現職の牧山弘恵氏が4選、自民新人の脇雅昭氏が初当選を果たした。
佐々木氏は無党派層を意識し、交流サイト(SNS)での発信に注力。斉藤鉄夫代表ら党幹部の応援を連日受けた一方、好調な党勢を背景に支持を伸ばした籠島氏と初鹿野氏に阻まれた。
07年当時、改選数3だった同選挙区では、公明現職が次点で敗れたものの、自民議員の辞職に伴い繰り上げ当選した。