立民現職の横沢高徳氏が、自民元職の平野達男氏らを破って議席を守った。立民は県内で強い影響力を持つ小沢一郎衆院議員の下で、国民民主や共産と事実上の候補一本化を実現。無党派層の幅広い支持も得て、当初から選挙戦を有利に進めた。
平野氏は、2022年参院選で30年ぶりに岩手選挙区の自民議席を獲得した広瀬めぐみ元参院議員が秘書給与詐取事件で辞職したことが大きな逆風となった。農政連などの有力支援団体にも厳しい目を向けられ、組織を固められなかった。