北海道福島町で新聞配達員の男性がヒグマに襲われ死亡した事故で、18日に同町で駆除されたヒグマのDNA型を北海道が鑑定した結果、男性の衣類に付いていた体毛のものと一致したことが19日、道関係者への取材で分かった。
男性を襲ったヒグマが残した体毛のDNA型は、2021年に同町で女性を襲撃して死亡させたヒグマのものとも一致していた。
北海道立総合研究機構は14日、専門家を派遣して襲撃現場を含む4カ所でヒグマの体毛を採取。これまでは足跡などから少なくとも2頭のヒグマが出没していたとみていたが、体毛を分析した結果、全てが同一個体のものと判明した。