大阪・関西万博会場で唯一未完成だったネパール館が19日にオープンすることが分かった。「万博の華」と呼ばれ、158の国・地域が出展する海外パビリオンは、4月13日の開幕から3カ月を過ぎてようやく全館がそろう。関係者が18日明らかにした。
ネパール館は自前建設型の「タイプA」。ネパール側から日本の建設業者への支払いが滞り工事が中断していた。6月16日から作業が再開し、関係者によると、今月18日に日本国際博覧会協会(万博協会)から施設の使用許可を得た。
海外パビリオンはタイプAを中心に、複雑なデザインや万博協会の調整不足が原因で、建設業者選びが難航。準備遅れが指摘されていた。