明石歩道橋事故で遺族講話

事故現場の歩道橋で、明石市の新人職員に説明する遺族の下村誠治さん(右端)=18日午前、兵庫県明石市

 兵庫県明石市で2001年、花火大会の見物客が歩道橋上で転倒し247人が負傷、11人が死亡した事故から21日で24年となる。教訓を伝える市の新人職員研修が18日にあり、遺族の下村誠治さん(67)が日頃からリスクを把握し共有することの大切さを訴えた。

 下村さんは事故で次男智仁ちゃん=当時(2)=を亡くした。新人65人への講話では「当日朝まで子どもを怒るなど普通に生活していて、こんなことになると思わなかった。それが事故、事件、災害だ。私には関係ないというのは頭から外してほしい」と語りかけた。

 市によると、事故後に入庁した職員は全体の約61%になった。

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