文化庁は18日、日本酒や焼酎といった「伝統的酒造り」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を記念する式典を東京都内で開いた。日本酒造杜氏組合連合会(日杜連)など関係団体の代表者らに、登録認定書のレプリカを手渡した。
都倉俊一文化庁長官は「酒造りが継承されてきたのは関係者のたゆまない努力によるもので、敬意を表する」とあいさつ。日杜連の石川達也会長は「登録を機に、業界がより一層一体感を持ち、守りつないでいきたい」と意気込んだ。
伝統的酒造りは、こうじ菌を使い、蒸したコメなどの原料を発酵させる日本古来の技術。各地の風土や気候などに合わせて杜氏らが手作業で洗練し、受け継いできた。