造幣局職員、貨幣持ち出しか

造幣局広島支局=18日午後、広島市佐伯区

 造幣局は18日、広島支局の職員1人が、市中から回収された貨幣数枚を、内規に反して外部に持ち出した可能性があると明らかにした。持ち出し先や時期は特定できていないとしている。同支局では銀行などを通じて流通貨幣を回収し、溶かして新たな貨幣に造り直している。造幣局は既に広島県警に被害を相談しており、今後、刑事告発を検討する。

 造幣局によると、職員は回収した貨幣をコンテナに移す作業を担当。施設内のカメラに職員が貨幣を外部に持ち出すような姿が写っていた。持ち出しは内部でルール化されており、職員は手続きを踏んでいなかった。

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