18日未明、ヒグマ1頭が駆除された北海道福島町。12日に新聞配達員の男性が襲われて命を落として以降、地域ではヒグマの影におびえる生活が続いてきた。ただ、少なくとも2頭が出没していたとの情報もあり「人を襲ったクマはまだいるかもしれない」。住民らは不安をぬぐえずにいる。
午前3時半ごろ、駆除された現場近くの家にいた会社員坂口愛さん(30)は、銃声を聞いて2階から外をうかがった。警察官やハンターが集まり、住宅と物置の間の通路を捜索しているのが見えた。
午前3時過ぎに起床して間もなく、緊迫した空気に気付いた。近くの道路に止まったパトカーから「クマがいるので出歩かないで」とのアナウンスがあった。