【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は17日、イスラエル軍によるシリア空爆を協議する緊急会合を開いた。イスラエルを支持してきた米国のシェイ国連臨時代理大使は「空爆を支持しなかった」と明らかにした上で、外交的解決に向けて努力していると述べた。イスラエルの代表は、シリアの少数派保護のためだと正当化し、米国との溝が浮き彫りになった。
会合でシェイ氏は、シリア南部スワイダ県で続く少数派イスラム教ドルーズ派とベドウィン(遊牧民)の武装勢力の衝突を非難。「シリア国民の団結を支援し、少数派を含む平和的、包括的な解決を追求している」と話した。