観光名所「赤れんが庁舎」として親しまれる国の重要文化財の北海道庁旧本庁舎(札幌市)が6年間の改修工事を経て再オープンするのを前に17日、庁舎内が報道公開された。デジタル技術を活用して北海道の文化や歴史を伝える展示を新たに設け、多くの人が利用できるようエレベーターやスロープも整備した。一般公開は25日から。
れんが造りの旧本庁舎は1888年に完成。耐震化などを進めるため、2019年12月から改修工事が行われていた。
2階には、アイヌの文化を紹介する高さ約3メートルのデジタルサイネージ(電子看板)が6枚設置され、大自然の中で撮られた舞踊の映像が見られる。