【カイロ、ワシントン共同】イスラエル軍は16日、対シリア攻撃を始めた14日以降の3日間で160カ所以上を攻撃したと発表した。地元メディアが報じた。少数派イスラム教ドルーズ派とベドウィン(遊牧民)の武装勢力の衝突が続く南部スワイダ県が中心だが、首都ダマスカスの暫定政府の国防省なども攻撃。ドルーズ派保護を求め暫定政府への圧力を強めた。
一方、暫定政府は16日、ドルーズ派とベドウィンの停戦合意がスワイダ県で成立したと表明。ルビオ米国務長官も各勢力が戦闘停止に向けた措置を取ることで合意したとX(旧ツイッター)に投稿し「全ての当事者が約束を確実に実行することを期待する」と訴えた。