誤情報に惑わされぬ啓発が必要

記者会見する気象庁の野村竜一長官=16日午後、気象庁

 気象庁の野村竜一長官は16日の定例記者会見で、交流サイト(SNS)で広がった「7月5日に大災害が起こる」といったうわさについて「科学的な考え方をしない方がいっぱいいるのだと、非常に心配になった」と述べた。災害を巡る誤情報に惑わされないよう、啓発や教育が必要との認識を示した。

 うわさを巡っては、香港と日本の空港を結ぶ路線の減便が相次ぐなどした。野村氏は6月の会見でも、現在の技術では日時や場所、大きさを特定した地震予知はできず「デマと考えられる」と強調していた。

 今月5日、トカラ列島近海の鹿児島県・悪石島で震度5強を観測する地震が起きた際、気象庁は「全くの偶然。因果関係はない」と説明した。

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