【ブリュッセル共同】オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが16日発表した2025年1~6月期決算は、純利益が前年同期比65・8%増の46億4530万ユーロ(約8千億円)だった。人工知能(AI)向け半導体の需要増加が追い風となった。ただ米中摩擦で不透明となっている事業環境の先行きには懸念を示した。
ASMLは、北海道で次世代半導体の量産を目指すラピダスや半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)に製造装置を納入している。
ASMLのクリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は声明で、26年はAI向けに堅調な需要が続くとの見方を示した。