EU報復関税、航空機や車対象か

EU欧州委員会の建物内にあるEU旗=昨年6月、ブリュッセル(AP=共同)

 【ブリュッセル共同】EU欧州委員会は14日、米政権の関税強化を受けた対抗措置の第2弾として、720億ユーロ(約12兆円)相当の米国製品に報復関税の導入を検討していると明らかにした。米国が導入した一律10%の相互関税などへの対抗策で、対米交渉の決裂に備える。

 対象製品の総額は5月の計画公表時と比べて約230億ユーロ縮小した。ロイター通信は、米ボーイングの航空機や米国車、バーボンウイスキーなどは対象に残っていると報じている。

 シェフチョビッチ欧州委員は14日の記者会見で、トランプ氏がEUからの輸入品に8月1日から30%の関税を課すと公表したことに「まったく受け入れられない」と不満を表明した。

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