可児川氾濫から15年、献花

岐阜県可児市の豪雨災害から15年となり、モニュメントに向かい手を合わせる遺族ら=15日午後

 岐阜県可児市で1人が死亡、2人が行方不明になった豪雨災害から15年を迎えた15日、市内で犠牲者を悼む集いが開かれた。市民団体が主催し、遺族らが参加。災害後に建てられたモニュメント前で手を合わせた後、氾濫した可児川に花束を投じて犠牲者をしのんだ。

 今も行方不明となっている主婦細田由里さん=当時(46)=の夫昭彦さん(63)は「15年は早かった。『水が上がってきてる、流されそう』が電話で聞いた最後の言葉。どんな形であれ、出てきてほしい」と話した。

 肥田光久副市長は「惨禍を教訓として、二度と尊い命が失われることがないように行政として取り組みを進める」と述べた。

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