フランス料理界巨匠を日本人継承

安発伸太郎さん(右)とベルナール・パコーさん=8日、パリ(安発さん提供・共同)

 パリでミシュランガイドの三つ星を35年以上維持する有名レストラン「ランブロワジー」の新たなシェフに、日本人の安発伸太郎さん(39)が就任することが決まった。1980年代に店を開業し、7月末で引退するフランス料理界の巨匠シェフ、ベルナール・パコーさん(77)を引き継ぐ。

 フランスの同国料理の三つ星レストランでフランス人から外国人へのシェフ継承は異例。18歳で渡仏して修業し、パリの三つ星レストランで料理長まで務めた実績が評価された。現在のオーナーの実業家が安発さんに白羽の矢を立てた。

 安発さんは共同通信の取材に「シンプルで素材を重視するパコーさんと考えは近く、料理が変わっても同じようなスタイルとなる。今までやってきたことをやれば三つ星は必ず取れると思っている」と自信を示した。

 安発さんは宇都宮市出身。パリの最高級ホテル、ルブリストルのレストラン「エピキュール」で2013年から副料理長、22年からは総料理長だった有名シェフ、エリック・フレションさんの下で料理長を務めた。

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