中国、石破政権の存続望む

2024年11月、首脳会談を前に握手する石破首相(左)と中国の習近平国家主席=ペルー・リマ(共同)

 【北京共同】中国の習近平指導部は昨年10月の石破政権誕生以降、日中関係が好転したと評価し、政権存続を望んでいる。中国政府筋は「日本政府が安定することが中日関係の安定にもつながる」と期待する。

 昨年11月のペルーでの石破茂首相と習国家主席との初の首脳会談以降、今年3月の王毅外相の訪日など閣僚級の往来が増えた。中国は日本人への短期滞在ビザ(査証)免除措置を再開させ、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴い全面停止していた日本産水産物の輸入再開も発表。懸案を一つずつ解決してきた。

 中国が日中関係の改善を望むのはトランプ米政権による関税圧力にさらされている影響が大きい。

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