米大統領に攻撃自制求めるデモ

ワシントンのホワイトハウス前で行われた抗議デモで、イラン国旗を掲げるタヘルさん=18日(共同)

 【ワシントン共同】イスラエルと交戦するイランへの攻撃を示唆しているトランプ米大統領に抗議しようと、イラン系米国人らが18日、首都ワシントンのホワイトハウス前でデモを実施した。約200人の参加者らは家族や友人がイスラエルの攻撃で命の危険にさらされていると訴え、トランプ氏にイラン攻撃を「自制して」と求めた。

 デモはイラン体制寄りのグループなどが主催。イランに残した家族の身の安全を心配する看護師タヘルさん(56)は「多くの子どもが殺されている」と語り、トランプ氏にイスラエルと歩調を合わせないよう要求した。

 デモには、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、イスラエルを支援するトランプ氏に批判的なパレスチナ系も参加。イスラエルを支持するユダヤ系グループが妨害を図り、現場は一時騒然とした。

 米国には、イラン体制寄りのイラン系米国人のほか、1979年のイラン革命などで祖国を追われ現体制に否定的な住民が多く、その発言力は比較的強い。

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