長崎県知事が給与減額案を提出

長崎県議会で提出議案について説明する大石賢吾知事=16日午前

 長崎県の大石賢吾知事は16日、自身の給与1カ月分を減額する条例改正案を県議会に提出した。2022年2月の知事選を巡る政治資金の収支などに関し、長崎地検が不起訴とした事案も含め複数の問題が指摘されており、「個人としての道義的責任を明確にするため」と説明した。

 減額する給与は8月分の126万円で、改正案は来月9日に採決される見通し。

 大石氏は16日の県議会の本会議で「県政の混乱を招き、県民にご心配をおかけしたことに、心からおわび申し上げる」と陳謝した。その後、報道陣の取材に「責任の大きさについて熟慮を重ねながら、最終的には1カ月全額と判断させていただいた」と説明した。

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