山尾志桜里氏「おごりあった」

インタビューに答える山尾志桜里氏=2021年

 国民民主党から参院選比例代表に立候補する山尾志桜里氏は10日、国会内で記者会見し、衆院議員時代の言動を陳謝した。2017年に既婚男性との不倫が報じられた後の自身の対応を念頭に「極めて未熟だった。8年前の自分には大変なおごりがあった」と釈明。不適切な関係は否定した。国会議員に与えられる公務用のJR無料パスを不適切に使用していた疑惑については「私的な用事を済ませていたのは事実だ」と認めた。

 山尾氏を巡っては、5月14日に国民が擁立を発表後、交流サイト(SNS)上で、党の対応を疑問視する声が上がっていた。

 会見は約2時間半に及び、不倫疑惑に質問が集中した。山尾氏は、不適切な交際をしていたのかどうか問われ「そういった事実はない」と答えた。

 民進党時代に発覚した、多額のガソリン代を支出していた問題については、元秘書が不正利用を認めていると強調。「当時会見しておわびしたが、説明はしゃくし定規できちんと伝わっていなかった」と語った。

 今年に入り、玉木雄一郎代表から出馬の打診を受けたと明かした。

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