JR東海の通勤通学の足引退

6月末で営業運転を終えるJR東海の通勤車両「311系」(同社提供)

 名古屋近郊の在来線を36年間走ってきたJR東海の通勤車両「311系」が、6月末で営業運転を終える。最高速度120キロを誇り、座席を進行方向に向けられるクロスシートを備えた車両は、通勤通学の足として親しまれてきた。同社は記念ヘッドマークを取り付けた車両の運行などの企画を実施中だ。

 311系は快速用車両として1989年7月のダイヤ改正時に運用が始まった。東海道線の名古屋―岐阜間の所要時間を最短18分に縮め、並行する名古屋鉄道とのスピードアップ競争の象徴とも言える存在だった。

 最高速度で上回る後継車両が出た後は普通列車として活躍したが、老朽化で引退が決まった。

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