30日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。終値は前日比467円88銭安の3万7965円10銭で、節目の3万8000円を割り込んだ。外国為替市場で円高ドル安が進行し、業績悪化が懸念される輸出関連銘柄に売り注文が先行した。トランプ米政権の関税政策への警戒感が強まったことも相場の重しとなった。
東証株価指数(TOPIX)は10・45ポイント安の2801・57。出来高は27億1183万株だった。
米連邦高裁がトランプ政権の相互関税など一部の関税を差し止めた米国際貿易裁判所の判決の効力を一時停止したと伝わり、関税政策の先行き不透明感も投資家心理を冷やした。