覚書提示せずとロシア非難

ベルリンのドイツ首相官邸を訪れるウクライナのゼレンスキー大統領=28日(ゲッティ=共同)

 【キーウ、モスクワ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、ロシアとの次回直接交渉を巡り、ロシアが停戦条件などを明記した覚書を、ウクライナのほか、仲介国の米国やトルコに示すと約束したにもかかわらず「まだ誰にも提示していない」と非難した。提示を遅らせて直接交渉を意味のないものにしようとしており、新たな欺瞞だと訴えた。

 ロシアは、次回協議を今月16日に続きトルコ・イスタンブールで6月2日に開催することを提案。29日には、前回と同じメジンスキー大統領補佐官をトップとする代表団の派遣を発表した。ウクライナは提案に応じるかどうかを明言しておらず、政治的な駆け引きが続いている。

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