29日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発し、前日終値からの上げ幅は一時600円を超えた。節目の3万8000円を回復し、取引時間中として13日以来、約2週間ぶりの高値を付けた。米半導体大手エヌビディアが現地時間28日に発表した2025年2~4月期決算が堅調だったことを好感し、買い注文が先行した。
午前終値は前日終値比633円30銭高の3万8355円70銭。東証株価指数(TOPIX)は40・62ポイント高の2810・13。
米関税政策を巡り、「関税強化が緩和されることへの期待感が市場で高まった」(大手資産運用会社)との声も出ていた。