【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は20日、スイス西部ジュネーブで開催中の総会で、2026、27年の2年間の予算を当初見込んだ53億ドル(約7600億円)から42億ドルに減らし、加盟国の拠出金を20%増額することが承認されたと発表した。
WHOはトランプ米政権による脱退表明により、運営資金の大幅な減少に直面。出張やIT設備調達の制限などさまざまなコスト削減案を実施しており、本部の76部門も半分以下の34に減らし組織をスリム化する。