雪まつり、陸自の大雪像1基減

北海道庁旧本庁舎をかたどった大雪像前で行われた「さっぽろ雪まつり」の開会式=2月、札幌市の大通公園

 北海道の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」で、札幌市の中心部大通公園に陸上自衛隊が毎年制作している大雪像について、陸自第11旅団(同市)は19日、2027年以降は現状の2基から1基に減らす意向を市に伝えた。

 市が同日発表した。旅団からは、国際情勢が緊迫し、災害時の対応など任務も多様化する中で冬季訓練の重要性が増し、多くの隊員を充てるのが難しくなったとの説明があったという。秋元克広市長は「自衛隊の大雪像はスケールが大きく精緻で雪まつりのシンボルだ」とし、今後、観光協会などと協議し受け入れるか検討する。

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