天皇陛下は16日、東京都渋谷区の国連大学を訪れ、気候変動対策における水の重要性をテーマにしたセミナーを聴講された。陛下は「水問題」に関心を持っている。
セミナーはストックホルム国際水研究所や在日スウェーデン大使館、国連大学が主催した。陛下は、来日中のスウェーデンのカール16世グスタフ国王と並んで座り、水循環を研究する沖大幹東大教授の基調講演やパネルディスカッションなどを約2時間にわたって聞いた。
終了後、陛下は国王や沖教授と懇談した。多くの学生が参加していたことに触れ「未来を担う学生が水問題と環境に理解を深めることは意義深い」と話したという。