佐賀県吉野ケ里町は16日、町職員へのアンケートを実施した結果、町長や副町長、教育長に当たる特別職からパワハラを受けたとの回答が3件あったと公表した。特別職からのパワハラを見聞きしたとの回答は15件だった。
町では、財政協働課長だった男性=当時(58)=が昨年11月に死亡。男性は伊東健吾町長から叱責を受けた後、うつ病を発症していた。遺族は自殺だと主張。町長はパワハラを否定している。一連の事態などを踏まえ、町は今年1~2月にアンケートを行った。
全職員149人を対象に実施。88件の回答があった。1人が複数件回答した可能性もあるという。