イスラエル軍ガザ攻勢強化

イスラエル軍の攻撃で破壊された建物=15日、ガザ北部ガザ市(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザで攻勢を強め、中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、この日だけで120人以上が犠牲になった。イスラム組織ハマスは声明で、仲介国カタールで開かれている停戦交渉を巡り「イスラエルは軍事圧力により自分たちの条件を強要しようとしている」と批判した。

 複数のイスラエルメディアによると、停戦交渉は15日も大きな進展がなかったという。イスラエルのネタニヤフ首相はX(旧ツイッター)への投稿で、米国のウィットコフ中東担当特使と電話で協議したと明らかにした。米国は停戦交渉での合意を働きかけているが、ネタニヤフ氏が応じていないと報じられている。

 イスラエルは約40日間の停戦と引き換えに、ハマスが拘束している人質10人と遺体を返還する案を主張。ハマスは恒久停戦を求めている。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、イスラエル軍による13日の空爆で大きな被害が出た南部ハンユニスの病院が機能停止になったと説明した。

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