ロボット手術で障害、和解が成立

 鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)で2019年、手術支援ロボット「ダビンチ」を使った手術で大量出血して重い障害が残ったとして、20代男性が約1億7500万円の損害賠償を求めた訴訟は14日、鳥取地裁米子支部で和解が成立した。大学側が解決金1億5千万円を支払う。

 男性側代理人の高橋真一弁護士は米子市内で開いた記者会見で、ロボット手術を否定するつもりはないとした上で「人間が操作する以上、ミスは起こり得る。医療従事者や手術を受ける患者にはそのことを再認識してほしい」と話した。

 男性の家族は「二度とこのような医療事故が起こらないことを願っている」とするコメントを公表した。

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