西田氏の発言撤回「納得できず」

国会内で記者会見する自民党の西田昌司参院議員=9日午後

 自民党の西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」を巡る自身の発言を撤回、謝罪したが、沖縄県では「心の傷は消えない」「事実確認が甘く納得できない」と批判的な受け止めが広がった。「撤回」「おわび」を口にしつつ「自分の言っていることは事実」などと主張を繰り返したことに「許せない」との声が漏れ、県民の理解は到底得られていないもようだ。

 ひめゆり平和祈念資料館(糸満市)の普天間朝佳館長は西田氏の記者会見の中継を視聴。報道陣の取材に「前に言ったことが正しいと言っている。非常に納得がいっていない」と不満をあらわにした。

 その上で「誠実さがない。印象の話や、非常に曖昧な表現をしていた。国会議員として、確認して発信しなくてはならないのではないか」と苦言を呈した。

 沖縄戦で女学生として動員され、戦後は小学校教諭として歴史教育に携わってきた翁長安子さん(95)=那覇市=は「謝罪しても県民の心の傷は消えない。沖縄戦の実相を知らず、勉強不足のまま発言したことは許せない」と涙声で訴えた。

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