卵、横向き落下で割れにくく

米マサチューセッツ工科大などの研究チームによる圧縮実験で割れた卵(研究チーム提供)

 【ワシントン共同】卵は縦向きで落とすよりも横向きで落とした方が割れにくいとの実験結果を米マサチューセッツ工科大(MIT)などのチームが8日、英科学誌に発表した。一般的には縦向きに落とす方が強度が高く割れにくいイメージがあるが、実際には異なるようだ。

 チームは高さ8ミリ、9ミリ、10ミリの三つの異なる高さから卵を横向きと縦向きに落下させる実験を計180回実施。高さ8ミリから落とした場合、割れたりひびが入ったりしたのは縦向きでは半分以上だったが、横向きでは1割以下だった。

 縦向きに落とす際、卵のとがった方、丸まった方をそれぞれ下にして試したが、結果は変わらなかった。

 高さ9ミリと10ミリでは横向きの4割程度、縦向きの8割程度が割れるなどした。チームは卵の圧縮実験も実施。割るのに必要な力の大きさはいずれの方向も同じだったが、横向きの方が圧縮に対して柔軟性があることが分かった。チームは、この柔軟性が落下の衝撃を吸収することで卵を割れにくくしているとみている。

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