群馬・上野村の児童、追悼種まき

群馬県上野村立上野小で、マリーゴールドの種まきをする児童たち=30日午後

 1985年に520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故の現場、群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に近い村立上野小の児童らが30日、同小でマリーゴールドの種まきをした。今年8月12日で事故から40年となり、育てた花は、麓の追悼施設「慰霊の園」で営まれる追悼慰霊式の会場に飾られる。

 上野小では、事故の記憶を継承しようと、86年からマリーゴールドを育て続けている。

 30日は、晴天の下、児童48人が6班に分かれて園芸用の鉢に約800個の種をまき、水やりをした。

 児童会長の6年伊原行将さん(11)は「二度と同じような大きな事故を起こさないよう、みんなで育てていく」と語った。

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