中谷氏、日本での艦船整備で連携

米海軍のフィラン長官(左から2人目)と会談する中谷防衛相。左端はグラス駐日米大使=28日午後、防衛省(代表撮影)

 中谷元・防衛相は28日、米海軍のフィラン長官と防衛省で会談した。日本国内での米軍艦船の共同維持・整備を含む防衛産業協力の推進を確認。日米に韓国やオーストラリアなどを加えた多国間連携に関しても「さらなる高みに達するよう協力したい」と伝えた。

 フィラン氏は、中国の覇権主義的行動が強まっていると指摘し「平和と主権を重視する全ての国は、集団防衛に有意義な貢献をしなければならない」と強調した。

 日米両政府は、防衛装備品の共同開発・生産や整備に関する「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議」を設置。艦船整備を巡る作業部会を設け、日本企業が米艦船の大規模補修を担う仕組みを検討している。

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