中華航空機墜落事故から31年

中華航空機墜落事故から31年となり、慰霊碑に献花したチャイナエアラインの顔子超名古屋支店長(左)と遺族会の山本昇会長=26日午後、愛知県春日井市

 1994年に名古屋空港で乗客乗員264人が死亡した中華航空機墜落事故から26日で31年となった。現場近くの慰霊施設「やすらぎの園」(愛知県春日井市)で慰霊式が開かれ、遺族らが犠牲者を追悼し「安全への意識が薄れると新たな事故を生む。若い世代にも事故を伝え続けていく」と誓った。

 式では遺族会の山本昇会長(71)=岐阜県土岐市=とチャイナエアライン(旧中華航空)の顔子超名古屋支店長が献花した。山本会長は式後の記者会見で「航空機の安全は多くの人が関係する。訓練や教育などで維持しなければならない」と求めた。

 国内の航空機事故では、85年の日航ジャンボ機墜落に次ぐ惨事だった。

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