【ワシントン共同】ロイター通信は25日、米通商代表部(USTR)が、ほぼ全ての貿易相手国・地域に一律に課した10%の「相互関税」について、撤廃や削減を日本を含む各国と協議していると報じた。ただ、トランプ米大統領が最終判断するとも説明しており、先行きを巡っては不透明感が強い。
トランプ政権は巨額の貿易赤字の解消を狙い、5日に10%の相互関税を導入。9日には、国別の貿易赤字を参考に独自に設けた上乗せ分となる第2弾を発動したが、金融市場の混乱を受け、その日のうちに第2弾の90日間停止を発表した。
ロイター通信によると、USTRの報道官は代替案について「継続的に協議している」と明らかにした。