【ロンドン共同】2015年に東京・表参道の高級宝石店で起きた強盗致傷事件を巡り警視庁が国際指名手配した英国籍のダニエル・ケリー容疑者(46)について、ロンドンの中央刑事裁判所は25日、別の事件の殺人未遂罪で禁錮36年の判決を言い渡した。日本側が求めている身柄引き渡しの可否の判断は遠のいた。
他の男らと共謀して19年にロンドンで元格闘家の男性を銃撃し、殺害しようとした事件で被告として罪に問われた。
強盗致傷事件は15年11月、東京都渋谷区の「ハリー・ウィンストン」で発生。客を装った3人が警備員を殴り、ショーケースを壊して指輪など46点、1億600万円相当を奪って逃走した。