旧ソ連抑留の日本兵遺骨、家族に

県職員から林静さんの遺骨を受け取る、次女の来栖美智子さん(右)=24日午後、茨城県茨城町

 戦後、旧ソ連抑留中に36歳で死亡した旧日本軍陸軍伍長林静さんの遺骨が24日、茨城県茨城町で遺族に引き渡された。県職員から遺骨を受け取った次女の来栖美智子さん(87)=同県笠間市=は「帰ってきて本当にうれしい」と声を震わせ、次男の田口進さん(82)=同市=も「父ちゃんお帰り。極寒の地からよく帰ってきたよ」と目に涙を浮かべた。

 厚生労働省と県によると、静さんは第63師団工兵団に所属。1946年に旧ソ連の東カザフスタン州レニナゴルスク市で死亡したとの記録が残っている。

 遺族によると、静さんは44年に出征し、中国に派遣されたとみられる。

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