昨年12月に死去した俳優で歌手、中山美穂さんのお別れの会が22日、東京都内のホールで開かれ、俳優の小泉今日子さんや豊川悦司さん、映画監督の岩井俊二さんらが参列した。小泉さんはお別れの言葉で「美穂、よく頑張ったね。美穂、ありがとう、かわいい妹」と語りかけた。
小泉さんは、中山さんと初めて会った時の思い出や、その後仲良く過ごしたことを振り返り「いよいよ私も、あなたに言わなければなりません。美穂、さようなら」と、涙に声を詰まらせた。
祭壇には中山さんの大きな写真が飾られ、好きだった赤いダリアや季節の花々が添えられた。喪主を務めた妹で俳優の忍さんは報道陣の取材に「姉はとっても優しい人でした。まだお別れを言いたくない、ただもう一度会いたいです」と目頭を押さえた。関係者向けに行われたお別れの会の後、ファンらが献花した。
中山さんは1985年にドラマ「毎度おさわがせします」に出演し、デビュー。同年「『C』」で歌手デビューすると、「ツイてるねノッてるね」などの曲で一躍人気となり、「ミポリン」の愛称で親しまれた。