愛知県犬山市消防本部は22日、患者を搬送するため出動した救急車のドアに意図せずロックがかかり、さらにスペアキーの届け先を誤ったため、搬送が19分遅れたと明らかにした。女性の命に別条はなかった。同本部はロックがかかった原因などを調べている。
同本部によると、18日午後6時35分ごろ、市内の50代女性から発熱を訴える119番があり、救急車が出動した。女性宅に到着し、救急隊員全員が降車し、エンジンをかけたままドアを閉めたところ、ロックがかかった。鍵とスペアキーは車内に残していた。
隊員は同僚に別のスペアキーを持ってくるよう依頼したが、救急車の所在地を伝えなかった。