射殺事件の捜索先、住人男が逃走

警察車両の赤色灯

 22日午前6時半ごろ、埼玉県警が殺人事件に絡み、横浜市神奈川区の住宅を関係先として家宅捜索しようとしたところ、住人の50代の男が車に乗って逃走した。止めようとした警察官が腕などをぶつけられており、警察は、公務執行妨害の疑いで男の行方を追っている。殺人未遂容疑も視野に捜査している。

 捜査関係者によると、殺人事件は23年1月に発生。埼玉県狭山市の集合住宅で、暴力団関係者とみられる男性が銃撃され死亡した。県警は殺人の疑いで狭山署に捜査本部を設置し、今回逃走した50代男について関連を捜査していた。男は暴力団関係者とみられる。

 家宅捜索の際、埼玉県警は立ち会いを求めたが男は応じず、逃げる際に車でぶつけるなどして警察官3人に軽傷を負わせた。

 神奈川県警によると、逃走中の男は身長175cmほどの中肉で、逃走に使った乗用車は白いセダンタイプという。1人で車に乗り、国道1号方面に逃走した。

 住宅は、横浜市営地下鉄三ツ沢下町駅から東へ約500mの住宅街。現場には規制線が張られ、複数の警察官が出入りしていた。

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