石破茂首相は22日、米国のジョージ・グラス新駐日大使と官邸で初めて面会し「日米同盟を強化し、ともに世界のために何ができるか。議論を深めて良い成果を得たい」と呼びかけた。グラス氏は「友情を強化していきたい」と応じた。
首相は、在日米軍による事件や事故にも言及し「適切に対処することが肝要だ」と指摘。グラス氏は「真剣に受け止める」とした。北朝鮮による拉致被害者家族との面会を希望している意向も伝えた。グラス氏は林芳正官房長官とも会った。
実業家のグラス氏は、昨年の米大統領選でトランプ陣営の資金調達に貢献し、トランプ大統領との関係が近いとされる。