1月投開票の埼玉県戸田市議選で、自身の選挙運動への見返りとして運動員2人に現金を渡したとして、県警は20日、公選法違反(買収)の疑いで、同市議渡辺塁容疑者(46)=無所属、同市新曽=を逮捕した。「弁護士と話をするまで話せない」と認否を留保している。
逮捕容疑は、投開票後の1月30日、JR戸田駅の駅前交通広場で運動員2人に計3万5千円を手渡した疑い。
捜査2課によると、渡辺容疑者は知人だった2人に選挙期間中のビラ配りなどを依頼。1392票を獲得し初当選した。防犯カメラ映像の捜査や運動員への聴取で容疑が浮上したという。