【モスクワ共同】ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は19日、プーチン大統領と会談し、昨年8月からウクライナ軍の越境攻撃を受けるロシア西部クルスク州について、一時ウクライナ側に制圧された面積のうち99・5%に相当する1260平方キロを奪還したと報告した。
タス通信によると、クルスク州ではウクライナ軍が実効支配する集落として最後の一つとなったゴルナリを巡る激しい戦闘が続いている。ゲラシモフ氏は「ゴルナリ地区の掃討は最終段階にある」と説明した。
またウクライナのゼレンスキー大統領が最近、部隊を展開させていると表明したロシア西部ベルゴロド州について、ゲラシモフ氏は「クルスク州の国境地帯で失敗した敵はベルゴロド州に突破口を開こうとしたが、部隊をわが国の領土に侵入させる試みは阻止した」と報告した。